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SE には本当は何が必要か

よく、「SEにとって大事なものはコミュニケーション能力だ」などといわれるけれど、うそです。だって、コミュニケーションしなくていい仕事ってあんまり見かけません。コミュニケーション能力は「人として」必要な能力なんですから。

ではSEにとって本当に必要な能力とは何かと言えば、設計力コーディング技術でしょう。当たり前のことを言っているようで気が引けるけれど、「作れない」SE なんて無価値でしょう!?

設計とコーディングには、どちらにも相反する2つの力が必要とされます。すなわち

  • 全体を大雑把に把握する力
  • 細部を完璧に作り上げる力

です。大雑把にしかできない人はバグをたくさん生産してしまうでしょうし、細部しか見えない人は筋の通った作り方ができません。

ここでやっかいな問題がひとつあります。それは、「体力を使えばプログラムは完成する」という事実。高度な設計や明確なコーディングができなくても、実は体力だけでなんとかなってしまうんですよね。しかもそうやってやりとげた仕事はすごく達成感があったりして。おまけにたくさん残業してるから給料だけは増える。よくないことです。C言語でマシン語やBASICのようなコードを書いて満足していては、いけないのですよ。

なぜ、なにが、いけないというのでしょう。それは自分がメンテナンスをやらなければならないはめになったことがある人なら知っていますよね。

(「プログラミングのはなし」は1998年1月から1999年1月にかけて作成されたコンテンツです。)