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私的「術」講座

「クールダウン」の術 - PART2

やってみたくなる度

混乱していないときは?

混乱したときは明日にするのが良いと書きましたが、混乱していないときでも明日にした方が良いようです。いちど脳をクールダウンして別の発想を得ることができれば、昨日より良い方法があることに気づくかも知れないからです。昨日考えたことと今日新たに思いついたことを比較検討して、より優れた方を選ぶことができます。

この方法を故意にできるようになると、ずいぶん仕事が楽になります。昨日は気づかなかった盲点が見えるようになるし、スマートな方法がみつかれば、仕事に必要な時間が少なくなります。それに、何より気が楽です。

たとえばこんな時は、明日にしましょう:

  • おおまかな設計図を描き終わって、これから詳細な検討をしようというとき
  • 詳細な設計がほぼ完了して、これからコーディングをはじめようというとき
  • コーディングに行き詰まったとき
  • ずいぶん長い時間考えているのにバグの原因が見つからないとき
  • 疲れたとき

期間を長くとる

「明日にする」作戦は、2人でアイディアを出し合うのと似たようなことを1人でやってしまうということです。ただし一晩待たなければならないので、本当に2人でやるよりも時間がかかります。その代わり、1日当たりの作業量は減ります(普通なら1日がかりでやる作業を、2日に分けてもっとスマートに行うわけですから)。

そういうわけで、この作戦はどうしても今日中に仕上げなければならないような仕事には不向きです。ある程度の作業期間があるときだけ効果があります。作業期間は必要ですが、実際に作業する時間は減ります。つまり、日数はよけいに必要ですが、洗練された方法が見つかる可能性が高いので必要な時間数は少なくてすみます。

したがって、この方法は複数の仕事を並列にこなす場合に威力を発揮します。1日で1つの仕事をかたづけるよりも、5日で5つの仕事をかたづける方が効率が良いということになります。

--- 明日の下ごしらえを、今日のうちにしておこう ---

注意:
この「明日にする」という方法が本当に誰にでもうまくいくかどうかはわかりません。もしかしたら、効果が上がるかどうかは人によるかもしれません。ただ、少なくとも私はこの方法でうまくやっています。時間があるなら、ぜひ試してみてください。肩の力を抜くのがコツです。
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「改善」の術

(「コーディングの向こう側」は2000年4月から2001年5月にかけて作成されたコンテンツです。)