ショートカット
ファシリテーター × あり方
コーディングの向こう側
Hello, ANOTHER world!
オブジェクト指向のはなし
プログラミングのはなし
C言語実力診断クイズ
eSkillBooks
コーディングの向こう側

言葉の濃度 - PART3

このテクニックはかなり使える度

言葉を自分のものにするのだ!

当たり前ですが、人として生きていく上で言葉は重要です。当然 SE にとっても言葉は重要です。要求仕様を決めるのにも、設計を話し合うのにも、その他いろいろな交渉をしたり、息抜きの雑談をするのにも必要です。ですから不用意な言葉がどれほど状況を悪くするのかとか、適切な言葉がどれほど良い効果を発揮するのかということを知るのは損ではないでしょう。

また「濃さ」という尺度は、見えないものを見つけるためのツールになります。言葉がわかりにくいなと思ったら、その言葉の濃さをわざといろいろに変えてみるという方法がそれです。たとえば仕様書に書いてある文章が曖昧でわかりづらければ、試しにもっと具体的な言葉を当てはめてみる。逆に全体像がつかみにくいと感じたときは、具体的な専門用語をもっと広い意味の言葉に置き換えてみる。こうやって様々なスケールで見ることによって、隠されていたものが見えるようになります。

「どうしてですか?」の術

自分が適切な言葉を使えるかどうかだけではうまくいかないかもしれません。今度は相手から濃い言葉を引き出すことを考えてみましょう。次のような質問はどうでしょうか:

「バブルソートとセレクションソートはどちらが良いんですか?」

この質問で相手から引き出せる情報は多くありません。2つの選択肢から1つを選ばせようとしているためです。考えてみてください、コンピューターで2つの選択肢を表現するのにどれほどの容量が必要でしょうか?そう、1ビットです!

1ビットの回答しか得られないような質問をするのは得策とは言えません。上の例なら、本当は次のように質問すべきです:

「良いソート方法は何ですか?」

このように聞けば、より多くの選択肢の中から選ばれた回答を得ることができます。一般に、相手からより多くの情報を引き出すには次のような聞き方をするのが良いでしょう。

  • 「何ですか?」
  • 「どうですか?」
  • 「どれですか?」
  • 「どうしてですか?」
  • 「いつですか?」
注意:
このトピックで使われている「言葉が濃い」「言葉が薄い」という言い回しは、私が勝手に作った造語です。一般的に通用する用語ではないのでご注意ください。
前へ

目次へ
SE ってナンダ?

(「コーディングの向こう側」は2000年4月から2001年5月にかけて作成されたコンテンツです。)